院内感染対策ついて
Infection prevention
Infection prevention
昨今は新型コロナウィルスの世界的な蔓延で、歯科医院の院内感染予防に今まで以上に注目が集まっております。
Primary Dental Care 尾山台では、新型コロナウィルスを含めた細菌、ウィルス感染から患者さんや医療従事者を守るための環境づくりに日々努めております。
当院の診療は一診療日中の患者さんを3~5人程度と少人数制の診療スタイルを採用しております。
そのため、診療所内で複数の患者さんが接触することがなく感染リスクを低減することができます。
また、お口の中の状態や治療内容などの個人的な情報の管理ができプライバシーの保護にも寄与します。
患者さんのお話を伺うカウンセリングルームや治療を行う診療室は全て完全個室です。
複数の患者さんと同じ空間で治療を受けることがなく、他の患者さんの治療時に発生する飛沫(エアロゾル)の影響を受けることがありません。
歯科治療を行う診療ユニットは患者さんの口腔内に入る水は全てオキシドール(過酸化水素水の希釈液)にて消毒しております。
また、給水配管は診療後の度に薬液消毒をしており、安全に診療を受けていただけます。
使用器材の管理は、スポルディング(E.H.Spaulding)の分類と呼ばれる感染管理を行う指標をもとに行なっています。
使用用途によって分類(クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカル)し、医療専用の機器によって推奨されている洗浄、消毒、滅菌の全ての工程を行っています。
高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法がヨーロッパ規格EN13060で規定され、医科、歯科、獣医科などで幅広く使われています。
歯科の材料や器具には様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した滅菌サイクルで滅菌する必要があります。
ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスがあり、その中で唯一クラスBサイクルだけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
感染管理の難しい滅菌ができない気剤に関しましては、一度使用した時点でに使い捨て(ディスポーザブル)にて患者さんの感染防御に努めております。
治療時に口腔外に漏れる有害な浮遊粉塵(エアロゾル)を吸引し捕集する口腔外バキュームは院内感染対策に有効な歯科用吸引装置です。
当院ではを全ての診療台に標準配備しております。
診療後に診療エリアを毎回ベンザルコニウム塩化物にて診療台を清掃しています。
清潔な状態の診療台にて安心して診察を受けていただけます。
来院された患者さんが手指消毒を行える様に受付にアルコール消毒液を設置しております。
待合室に空気清浄機を設置し、診療室以外の空間の空気環境にも配慮しております。
定期的な換気を行うことで室内の汚染物質を排出・希釈しております。
当院のスタッフも感染予防のために、手洗いはもちろんのことアルコール消毒とマスクの着用を徹底しております。
また、スタッフの体温測定も毎日実施しております。
今後も安心、安全を第一に患者さんのお口の健康に寄与して参ります。よろしくお願いいたします。
Primary Dental Care 尾山台
院長 目代 匡