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当院の治療方針

Treatment policy

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Treatment policy当院の治療方針

「患者さんとの対話を通して本来あるべき歯科医療サービスを提供いたします」

健康な歯を

従来のような歯科医師主導の患者さん不在医療ではなく、患者さんのお悩みや求めていることをしっかり聞き、歯科医師の見立てと治療方針を十分に伝えて、患者さんの悩みの解決とご要望の実現をめざします。こうした、「対話型の診療」を通して、患者さんが真に納得のいく治療を実現します。また、健康というキーワードに向かって患者さんと医療スタッフが共同作業者となる医療スタイルを採用しています。

このスタイルは、患者さんに十分な情報をお渡しし、ご理解いただいた上で患者さんご自身の自己決定に基づいた最適最善の治療を、医療スタッフと患者さんが共通の目標に向かって共同作業を行う医療です。
そのため、予約制のシステムにて同一時間内で複数の方の治療は行わずに、様々な制約に縛られることのないよう、保険診療ではなく自由診療にて医療サービスを提供しています。

『生涯にわたりお口の健康を維持していく』を共通目標とし“治療”と“予防”の両立を目指ます。

ご来院いただいた患者さんにご理解・ご賛同いただけるよう精励していく所存です。
よろしくお願いいたします。

院長の思い

最善の治療を行うためには、まず患者さんご自身のことを知ること、そして担当する歯科医師(私)がどういった人間かを知っていただくことが大切だと考えています。
そのため、当院は患者さんの「学びの場」「情報提供の場」となることを目指しています。
だからこそ治療前にじっくりと時間をかけ、「歯科ドック」や「インタビュー」を行います。
共に「どういう状態なのか」を知り、「なぜ悪くなってしまったのか」を解明し、患者さんに『気づいていただく』こと、そして患者さんとの関係性を築いていくことが、より良い歯科医療に必要不可欠だと確信しております。

お口の問題が、すぐさま命にかかわることはほとんどありません。
しかし、口元の印象や咬合機能が損なわれることは、人生に大きな影を落としてしまいます。
私たちとの関わり合いを通じて、患者さんの健康と幸福に寄与することができれば、これほど嬉しいことはありません。

THE MOUTH

The mouth in its entirety is an important and even wondrous part of our anatomy, our emotion, our life; it is the site of our very being.
When an animal loses its teeth, it cannot survive unless it is domesticated; its very existence is terminated; it dies.
In the human the mouth is the means of speaking, of expressing love, happiness and joy, anger, ill temper, or sorrow.
It is the primary sex contact; hence it is of initial import to our regeneration and survival by food and propagation.
It deserves the greatest care it can receive at any sacrifice.
― F. Harold Wirth, DDS

口は人間にとってすばらしいものだ。
それは人間の情緒においても、日々の生活にとっても、また人の美しさにとっても…。
口 ― それは、今まさに私が生きていることを表わしている。
もし動物が歯を失った時、その動物の死を意味する。
歯を失ったとき彼らは生き続けることが不可能であり、その生は終わりを告げ、やがて彼らは死んでいく。
人間にとって、口は会話を楽しみ、愛を語り、しあわせ、よろこび、怒り、 悲しみを表わす。
口は愛情の入り口であり、食べ物をとり、生き、そうして人間は栄えていく。
だからこそ、口はどんな犠牲を払おうとも、十分な注意と管理を受けるだけの価値を持っている。

保険診療と自由診療の違い

保険診療と自由診療の違い 論文1保険診療と自由診療の違い 論文2
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日本の保険制度では、全ての国民が健康保険に加入しています。重病や大怪我、あるいは高度な先進医療でも比較的安価で誰もが治療を受けることができます。そのため、国民の健康にとって保険治療は必要不可欠な制度であり、世界に誇れる素晴らしい制度です。
ですが、歯科治療に限って言えば、治療内容は決められた通りに、決められた順序で行うことが厳格に要求されてしまいます。私は歯科医師になって、殆どの歯科医師の先生方が保険診療の許される範囲内で、患者さんのために最大限の努力をしていることを初めて知りました。そういった私も、以前は1日に30人前後の患者さんの治療を保険診療の下で行なっていました。しかしながら、この制度の下では、ゆっくりと患者さんの話を聞き、知識と技術を駆使して、歯科医学的に必要と診断される、あらゆる治療を時間をかけて全て尽くすというわけにはいきません。

また、歯科治療は歯を削ったり、歯茎を切ったりする切除治療、いわゆる外科治療です。外科医が1日30件の処置を行う事は可能でしょうか。残念ながら、保険診療では採算性、治療法・材料の制限があり、患者さんのお悩みやご希望を十分に聞いた上で処置を行うことは、体力的・精神的・時間的にも不可能であることは想像に難くないと思われます。

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医療にとって最も大切なこと、最も優先すべきこと、それは患者さんの健康と利益を第一に考えることではないでしょうか。そして、その目標に向かって知識と経験、技術と機材で何ができるのかを充分に検討して話し合い、誠実に実行することだと私は考えます。歯科医師とはセラミックの歯やインプラントを売る職業ではなく、それらを数ある治療法の一部と認識し、担当した患者さんにはどの治療法が適切かを真剣に考え提案する職業です。私は自由診療での「時間」や「費用」は、そういった自分がしてもらいたいことを患者さんに提供するためのものであると考えています。『成人でも適切なメインテナンスプログラムで97.7%の歯が守れる』『咀嚼機能が健康寿命に影響を与える』という報告が示す通り、”口腔内の健康”にそれだけの価値があると確信しています。

Comprehensive dentistry包括的歯科治療とは

包括的歯科治療

従来の様な問題を起こしてしまった歯だけの治療ではなく、患者さんの口腔内全体や顎関節、全身状態や心理状態までを含めて診査・診断し総合的に治療を行うことです。

当院では一人の歯科医師が全てを担当するのではなく、複数のスタッフ(各分野の専門医、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手)と連携をとって治療にあたっております。

とはいえ、全てを理想的に治療できる場合ばかりではありません。患者さんの年齢やお身体への負担の程度、治療期間、費用、患者さんの希望などによって代替え的な方針で治療することも大切です。

患者さんがそれぞれの治療計画の利点や欠点を良く理解した上で選択できる様にご説明いたします。

包括的歯科治療は、人生の楽しみの大きな要素である食事やコミュニケーションを守るためのより良い選択肢となるでしょう。