ユニット給水管理システム
患者さま常に清潔な環境で診療を行うため、当院ではユニット給水管理システムを導入しております。
Hygiene Management Equipment
歯科治療中は、エアロゾルという数10μm以下の飛沫が広範囲に飛散すると言われています。当院では口腔外サクションを併用することで飛沫を吸引し、飛散や感染を防止しています。写真は高速カメラによる飛沫粒子動態像を口腔外サクションの使用有無で比較撮影したものです。
患者さま常に清潔な環境で診療を行うため、当院ではユニット給水管理システムを導入しております。
ユニット内で自動的に水道水にオキシゲナル6が充填され、低濃度の過酸化水素水を含んだ水が診療中のハンドピースの注水やコップのうがい水回路に常時流れます。
※オキシゲナル6:濃度6%の過酸化水素水を含む溶液
週末や年末年始など長期間トリートメントユニットを停止する場合に少し濃度の高い 過酸化水素水を水路管に充填させて30分間漬け置き洗浄します。定期的に実施することにより配管内に繁殖する雑菌を抑制し、トリートメントユニット内の水をいつも清潔 に安定した水質を保つことができます。
当院では、患者様に安心して治療に専念していただくために、院内感染の予防対策に力を入れております。特に、治療用器具は滅菌のガイドラインに従い全て患者さんごとに洗浄・消毒・滅菌により万全の対策を行っております。
設備に関しましては、大学病院レベルの設備を整えており、『超音波洗浄機』・『ウォッシャーディスインフェクター』や、高い評価を受けている『高圧蒸気滅菌器(クラスB)』を導入しております。滅菌できないものは使い捨てにすることで安心してご来院していただける環境作りを心がけております。
超音波洗浄器は、手洗いでは落としきれない治療器具の内部・細部まで確実にきれいにします。
滅菌・消毒処理前の器具の洗浄は重要な作業の一つです。
超音波洗浄機に加え、通常の洗浄で落とすことのできないタンパク質等の感染源を熱水消毒により完全に除去します。ジェット水流と洗浄剤を使用し、高温水で熱処理 (93℃/10分)をおこなうので、消毒レベルの洗浄が可能です。
菌を減少させる除菌、一部の菌やウイルスを死滅させる殺菌ではなく、あらゆる細菌・ウイルスを徹底的に死滅させ除去する「滅菌」にこだわっています。
当院では、クラスB滅菌器を導入し、安心・安全への配慮を徹底しています。
患者さんに常に安心・安全な治療を行えるよう洗浄・消毒・滅菌処理は徹底的に行い、滅菌処理した器具は一つ一つ滅菌パックにて保管しています。
通常、診察室内の診療ユニット周辺機器は、患者さんの飛散物や治療を行った医療従事者の手によって汚染されやすい環境にあります。当院では、より安全な環境で診療を行えるよう、患者さんごとに診療室内の手が触れる部分をラッピングし衛生管理に努めております。
治療に使用する基本セットを、滅菌ラップを使用し個別に滅菌処理・保管を行っています。診療では滅菌ラップ上は全て清潔エリアとなるため、清潔・不潔を明確に区別することができます。それらを患者さんごとに毎回お取り替えしていますので安心して治療を受けていただけます。
当院では、いつでも安心して治療を受けていただけるように全てを完全個室の診療室としました。一般的に歯科の診療室は同時に何人かの患者さんが診療室に入り、流れ作業的に治療を受けるのが一般的ですが、それでは患者さまのプライバシーは守りにくいのが現状です。それを解消するために、一つの診療室に一台のユニットという全てが完全個室診療室を当院は採用しました。よくお悩みの声として頂く、「他の人に見られたり、聞かれたりするのが気になる」などといった心配はもういりません。当院は一部ではなく、すべての診察室が完全個室のため、いつご来院頂いても、完全個室の診療室で診察をさせて頂くため、周りを気にせずに治療や相談が受けて頂くことが可能です。